投稿日
2024.07.08
更新日
2024.09.27
工場内の情報共有から外出先でのラベル発行まで!ポータブルプリンタ「B-FP2D」連携のご紹介
目次
ポータブルプリンタとは?
ポータブルプリンタはその名の通りコンパクトで持ち運びが可能なプリンターで、モバイルプリンタと呼ばれることもあります。メンテナンスなどのフィールドサービス業務では作業報告書の発行、物流業や製造業では出荷ラベルの発行など幅広い業界で使われており、場所を問わずにラベルやレシートなどを印刷できる点が作業現場で効果を発揮しています。
今回はポータブルプリンタとXC-Gateの連携での運用例やメリットについてご紹介いたします。
ポケプリシリーズ B-FP2DとXC-Gateの連携
東芝テック社のポータブルプリンタ「B-FP2D」では、ブラウザから印刷専用のURLを開くことで、SkyPrintというアプリ(iOS/Android対応)を通してプリンタに印刷用のデータを送信し、印刷することが可能です。
ポータブルプリンタ ポケプリシリーズ(東芝テック株式会社のサイトにリンクします)
https://www.toshibatec.co.jp/products/auto_id/bep2dl_bep4dl
印刷用のレイアウト作成には専用の編集ツール「Label Format Generation Tool」を使用し、そこで設定した情報を元に印刷用のURLをエンコードします。
XC-Gateとの連携方法
XC-Gateを使用するタブレットと「B-FP2D」をBluetoothでペアリングしたあと、SkyPrintのアプリを開いてプリンタ機種選択から「B-FP2D」を選べば接続は完了です。
URLを開くと印刷ができる仕様を利用し、XC-Gateでは外部URLへのリンクボタンを作れる「リンクタグ」という機能でB-FP2Dから帳票への入力内容を印刷することが可能です。
XC-Gateの実績登録ボタンとは独立して印刷用ボタンを作れるので、実績登録時以外の任意タイミングでラベルを発行できるほか、状況に応じて印刷フォーマットを使い分ける必要がある場合も、XC-Gateの作業報告書上に書式ごとの印刷ボタンを用意することで、面倒な設定なしに必要なフォーマットで印刷できる汎用性の高さもメリットの一つです。
利用シーン
製造工程での活用
製造工程では工程内の仕掛品や半製品の管理にXC-Gateとラベルが活用できます。
一つの工程でXC-Gateに作業記録を入力した後、品名やロット番号、完了時刻などの情報をラベル印刷して製品に貼り付けることで、次の工程へスムーズに製品情報の引継ぎができるようになります。従来は紙の帳票や手書きのラベルなどアナログな作業で行っていた工程間での情報共有が、より正確かつタイムリーに行えるようになります。
また、B-FP2Dでは文字以外にバーコードも発行することができます。製造番号などのキー情報をバーコードでラベルに印字すれば、XC-Gateとバーコードリーダーでバーコードをスキャンし、製造番号に紐づいた関連データをその場で呼び出すこともでき、細かな情報を確認するために現場と事務所を往復する必要もなくなります。
※一次元バーコードの読み取りには、別途バーコードリーダーまたはハンディターミナルが必要です。
フィールドサービス(点検・メンテナンス)での活用
外出して作業を行う点検やメンテナンス業務においては、現地で作業報告書をXC-Gateへ記入後、そのままラベルに印刷してお客様に渡す、という運用フローが実現できるようになるので、作業記録のリアルタイムなデータ化と現地でのラベル発行の両立が可能です。
また、XC-Gateには写真を貼り付ける「写真タグ」という機能もあるので、お客様の手書きサインが入ったラベルをその場で撮影し、作業完了の証跡としてデータ保存することもできます。
まとめ
上記のような製造業やフィールドサービス業をはじめ、様々な業界・業種でXC-Gateとポータブルプリンタは連携して活用できます。「こんなことはできる?」など、連携に関連してやりたいことや疑問点をお持ちの方はぜひお気軽にお問い合わせ下さい!
ポータブルプリンタ「B-FP2D」のお問い合せ先
東芝テック株式会社
XC-Gateのお問い合せ先
【2024/7/12追記】本記事公開時のプリンタ機種名の記載に誤りがございました。訂正してお詫び申し上げます。
誤:B-EP2DL 正:B-FP2D
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