特に製造業のお客様からは
①お客様ご自身がExcel上で簡単に画面設計できる点
②現場で使われている各種システムや機器との連携実績が豊富な点
など、現場運用で求められる「簡単さ」「連携の幅広さ」でご好評をいただいております。
今回はその中でも②連携部分にフォーカスし、数ある連携実績の中から「PI System(パイ システム)」との連携についてご紹介いたします!
目次
PI Systemとは?
工場内のPLC/センサー/メーターなどの各設備から稼働データをリアルタイムに収集・管理・出力できる、OSISoft社が開発したIoTデータ管理ソフトウェアです。
※テービーテック社Webサイトより引用:https://www.tbtech.co.jp/solution/ai_iot/pi-system1.html
上図のように、PI Systemでは多くのセンサー・機器データを1サーバーに時系列で蓄積し、必要なタイミングで必要なデータをすぐに参照できます。稼働データを圧縮して高品質かつ少ない容量で大量・長期間の稼働データを保存でき、さらに業務の内容に応じたダッシュボードをユーザー様自身が作成・メンテナンスできるため、設備が計画通りに稼働しない、生産時の品質にばらつきがあるといった現場の課題に対する原因見える化・分析が可能となります。
XC-Gateとの連携でできること
XC-Gateでは、SQLタグオプションを用いてPI Systemで取得した設備稼働データを帳票に表示させることができます。
生産実績(合格数/不合格数)やセンサーからの情報(電力/振動など)はボタン一つで帳票に自動反映でき、作業者が電子帳票に入力する際の手間を削減できます。一方、詳細な作業記録や現場対応時の写真などはXC-Gateでデータ化することにより、人・機械双方の視点から設備の稼働傾向を見える化することができます。
ちなみにXC-Gate単体でもPLC連携(オプション)機能により生産設備からの稼働データを取得できましたが、PI Systemとの連携により、PIシステム側で取得した設備データをあらかじめ整理した上でXC-Gateに取り込んだり、PI System側で保存している過去の設備データをさかのぼって検索できるようになるなど、よりお客様の用途に応じた設備データの活用がしやすくなりました!
設備保全での運用イメージ
保全日報の作成、データ化
①現場を巡回→②PLCのモニターから稼働情報を紙の保全日報に書き写し→③最終的には紙の保全日報も回収して事務員がPCに内容を打ち直し
従来の課題
・設備データを紙→PCと2回転記する必要があり、作業効率が悪くミスも発生していた
・設備ごとにモニターの項目を一つ一つ確認して紙に記録するのが現場作業者の負担になっていた
PI System & XC-Gateによる解決イメージ
点検時のPLC・センサー情報はPI Systemの時系列データからワンボタンで保全日報に転記でき、作業者の方は目視チェックの良否判定や写真撮影など、入力の手間を最小限に抑えることができます。もちろんXC-Gateに入力した内容はその場でデータ化できるので、従来必要だった転記の手間も丸ごとカットすることが可能です。
PI Systemで断続的な時系列(線)の稼働データを、XC-Gateで巡回点検時のスポット(点)での保全データを蓄積でき、兆候管理や運用の改善に活用いただけます。
まとめ
リアルタイムな稼働の見える化から長期データの分析まで、設備データの取得/活用を進めたい方はPI SystemとXC-Gateの連携をご検討してみてはいかがでしょうか?
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