2024年4月26日に現場帳票電子化ソリューション「XC-Gate.V3(エクシーゲートブイスリー)」Ver1.7.0をリリースいたしました。こちらはオンプレミス版の機能となっております。
主な新機能・変更点をご紹介いたします。
目次
機器連携オプションの追加
PLC(シーケンサ)、OPCサーバー、AirGRIDと連携できる機器連携オプションが利用できるようになりました。生産設備・センサーなどの機器情報を「XC-Gate」の帳票上に取得することができます。これまで人がモニターなどの数値を見て入力していた機器情報が自動で反映されるため、入力作業の効率化・正確なデータ取得につながります。
機器情報をXC-Gateの帳票上で取得するためには、Excel帳票にタグ(XC-Gate専用の命令文)を記述します。接続したい機器の「IPアドレス」や「デバイスアドレス」など機器に関する情報をExcelに記述することで、データ取得が可能となります。機器情報取得をExcelだけで、ローコードで設定することができます。
機器連携(PLC連携)オプションの詳細はこちらをご覧ください。
機器連携(PLC連携)オプションについて
PLC内部で制御されている生産情報、稼働情報などを、XC-Gate(エクシーゲート)の電子帳票に取り込むことができ、実績データとして登録ができます。この実績データを活用して、集計・グラフ化など「見える化」につなげられます。
AzureAD連携オプションの追加
新たにAzure AD連携オプションを追加しました。Azure ADで管理しているパスワードで、XC-Gateの管理者画面・利用者画面にログインできるようになります。パスワードをAD側で一元管理ができるため、ユーザーの多い企業様におすすめの機能です。
※AD連携オプションと併用はできません。
操作ログ機能の追加
旧製品のXC-Gate.ENTでは有償オプションでしたが、XC-Gate.V3ではこのたび標準機能として実装されることになりました。ログインしているユーザーの管理者画面・利用者画面での操作履歴を見ることができます。操作ログの保持期間は3ヶ月間です。CSVファイルを出力することができるので、長期間の操作ログを別途保管しておくことも可能です。
※ ADMINISTRATORSグループ(システム管理者権限を持つグループ)に所属しているユーザーのみ利用可能です
操作ログ機能の詳細はこちらの記事をご覧ください。
操作ログ機能について
管理者側及び利用者側での、操作内容の履歴が確認することができる機能です。
確認できる操作内容は、操作日時、ログレベル、管理者側の操作/利用者側の操作の区分、ユーザ、ユーザが行った操作内容などです。
PDFお絵描き機能の追加
旧製品のXC-Gate.ENTでは有償オプションでしたが、このたび標準機能として実装されることになりました。帳票としてPDFを登録することができ、図面や資料に手描きメモやテキスト・スタンプなどを記録することができます。図面や資料に直接問題点やコメントなどを記入することで、現場の情報を社内で共有することが可能となります。
PDFお絵描き機能の詳細はこちらの記事をご覧ください。
PDFお絵描き機能について
PDFに変換した図面などのデータを取り込み、そのPDFに手描きでメモを残せる機能です。
また、XC-Gateから手描きメモを記載したPDFを出力することもできます。
承認ワークフロー機能の承認者グループ設定
これまでの承認ワークフローでは、入力者をグループまたはユーザーから設定でき、承認者はユーザーのみ設定可能でした。
Ver1.7.0からは承認者をユーザーだけではなく、入力者と同様にグループを指定できるようになりました。グループで指定した場合は、承認者はグループメンバーのうちの誰か1人のみになります。
部署異動などで承認者が変わった場合などに対応しやすくなりました。
回付方法の設定画面で承認者に「グループの追加」ボタンが追加されます。承認者は複数登録でき、承認ルートにあわせて利用者・グループ両方を指定することもできます。
まとめ
これからもお客様のニーズに対応する「XC-Gate.V3」を開発・ご提供してまいります。
ご不明点・ご意見等ありましたら下記リンクよりお気軽にお問い合わせください!
コメントを残す