投稿日
2023.04.24
更新日
2023.08.01
XC-ConnectからXC-Gate.V3のデータベースへの書き込みが可能になりました
2023年4月14日より、XC-Gate.V3専用連携ツールXC-Connect(エクシーコネクト)の最新バージョンVer1.2.0がご利用可能となりました!
今回のバージョンアップでは、複数の連携先から取得したデータを一つに加工できる結合設定機能と、取得取得したデータをXC-Gate.V3のデータベースに直接登録できるXC-Gate.V3 データベースへの書き込み機能が新たに追加され、より幅広い場面でXC-Connectをご活用いただけるようになりました。
→XC-Connectとは?
今回は後者のXC-Gate.V3 データベースへの書き込み機能にフォーカスを当て、どのようなことができるようになったのかをご紹介いたします!
目次
XC-Gate.V3 データベースへの書き込み機能
XC-ConnectではPLCやデータベースなど、様々なツールからデータを取得することができます。これまでも取得データをXC-Gate.V3の帳票上に表示させることはできましたが、今回のバージョンアップにより、取得データをXC-Gate.V3のデータベースに実績として直接登録することができるようになりました。
データベースへ直接書き込むことでできるメリット
①作業指示データを取り込み、オフラインで利用
生産計画や検査指示など、基幹システムから様々な作業指示データをXC-Gate.V3に実績として登録できるようになりました。
これまでもXC-Connectを使って作業指示データを帳票上に表示させることはできましたが、データを帳票上に表示させる際に通信が必要なため、現場でネットワークがつながらない場合は利用できませんでした。今回作業指示データをXC-Gate.V3のデータベースに直接実績登録できるようになったことで、現場作業者が前もって作業指示データをタブレットにダウンロードし、オフライン環境でも作業指示を確認しながら入力作業が行えるようになりました。
これまでの作業指示データ取得方法
新しい作業指示データ取得方法
②設備データの蓄積
これまでもPLCのデータを帳票上に表示し、現在の稼働状況を見える化できましたが、今回のバージョンアップで稼働データの蓄積がより手軽に行えるようになりました。定期的にPLCの稼働データをXC-Gate.V3に登録することで、現在だけでなく一定期間内の設備ごとの利用状況や、設備の劣化スピードなど中長期的なデータの活用が可能となります。
※データの書き込み間隔を短くするとXC-Gate.V3の動作に影響する場合がございます。
③XC-Gate.V3実績の転記
今回のバージョンアップにより、XC-Gate.V3で登録されたデータの形をXC-Connectで加工して再度XC-Gate.V3に登録し直すことができるようになり、これまで以上にXC-Gate.V3内でのデータ活用がしやすくなりました。
活用例:行ごとのデータ検索
XC-Gate.V3で使われる帳票の中には、製造日報のように、1帳票の中で複数行データを入力するものがあります。例えば以下のような帳票のデータをロット番号単位で検索、集計できるようにしたい場合、実績を1行ごとに細分化して登録する必要があります。
そこでXC-Connectを使って実績データの形を加工することで、1行ごとに実績を分割・再登録して検索や集計が可能なデータの持ち方に変えることができるようになります。今回のようなロット番号ごとのデータ検索など、より現場の運用に合わせた柔軟なデータ活用が可能となります。
いかがでしたか?今回はXC-Connectのバージョンアップで追加されたXC-Gate.V3 データベースへの書き込み機能について紹介しました。
まとめ
XC-Gate.V3でなかなか思ったようにデータ集計ができていない、という方はぜひこの機会に本機能をお試しください!
設定方法の詳細はテクノツリーデベロッパーサイトのチュートリアルでご覧いただけます。デベロッパーサイトのチュートリアルはログイン不要でどなたでも閲覧可能です!
XC-Gate.V3 実績データ書き込み(実績データ同期機能)について
また、隔週でXC-Connectについてご紹介しているWEBセミナーを開催しております。XC-Connectの基本的な内容を知りたい方は、ぜひWEBセミナーにご参加ください!
コメントを残す