帳票電子化クラウドサービス「XC-Gate.V3(エクシーゲートブイスリー)」では、連携ツール「XC-Connect(エクシーコネクト)」を経由してPLCやデータベースなど、様々な機器/ツールとの連携が可能です。今回は様々なPLCからの情報取得が可能となる、
たけびし社の「デバイスエクスプローラ OPCサーバー」
とXC-Gate.V3/XC-Connectとの連携についてご紹介いたします。
目次
デバイスエクスプローラ OPCサーバーについて
デバイスエクスプローラ OPCサーバー(以下、OPCサーバー)はPLCや工作機械、ロボットなど製造現場で稼働する制御機器を接続するOPCサーバーソフトウェアです。様々な機器との通信規格に対応し、400種類以上の制御機器にアクセスすることができます。
デバイスエクスプローラ OPCサーバー 製品サイト
https://www.faweb.net/product/opc/
OPCサーバーとXC-Gate.V3の連携
連携ツールのXC-Connectを経由して、XC-Gate.V3では製造現場の稼働状況や生産実績など様々なデータを取得することができます。
とはいえ連携したい機器の種類は現場によって千差万別。そんな時にOPCサーバーを中継することにより、様々な機器からのデータをスムーズにXC-Connect側へ取り込むことができるようになります。
OPCサーバー連携で可能なこと
XC-Gate.V3ではOPCサーバーを介して様々な制御機器からの情報を取得することにより、生産設備の稼働進捗をモニター表示したり、生産実績のデータを取得するなど、現場の稼働状況を見える化することができます。
一例として、複数台のPLCを1台のOPCサーバーに接続し、XC-Gate.V3上ではそれらの稼働状況を1画面に表示させることにより、ラインのどこで異常停止が発生しているのかを一目でわかるように見える化できます。
画面はブラウザ上で表示され、かつ一定間隔で自動更新されるため、作業者/管理者は事務所の大型モニターから現場で使っているタブレットまで、端末や場所を問わずに最新の情報へアクセスできます。ラインで異常が発生した場合は、いつ/誰が/どんな対応をして/どのような結果だったかという内容を電子帳票上で記録しておくことで、設備からの情報に加えて人の動きも合わせて見える化し、作業改善に役立てることができます。
OPCサーバーとの接続により、このような運用があらゆるPLCの機種に対して実現可能となりました!
デバイスエクスプローラ OPCサーバーが対応しているPLC機種一覧
https://www.faweb.net/product/opc/plc/supportlist
OPCサーバーからのデータ取得設定(XC-Connect)
OPCサーバーからのデータをXC-Gate.V3の帳票に表示させる場合、連携ツール「XC-Connect」上で接続設定を行います。
今回は、OPCサーバーからXC-Connectへのデータ取得設定画面をご紹介いたします。
通信プロトコル選択画面
XC-Connectでデータの取得先を決める機器設定を開き、プロトコル選択画面で「汎用プロトコル」→「OPC-UA」※の順に選択して次の画面に移ると…
接続先情報の入力画面
このような形でOPCサーバー側の情報を入力する画面が表示されるので、必須項目を記入して登録すれば、OPCサーバーとの接続は完了です。
取得データの設定画面
接続先が決まったら、データの取得先を指定することができます。OPC-UAを使って連携する場合、このように階層一覧からデータ取得先のノード情報を簡単に選べるようになっています。
ここまででデータ取得設定が完了です!
まとめ
OPCサーバーとXC-Connectの連携では、どの情報を記載すればいいかが常に画面上で表示され、設定も比較的容易にできるようになっています。
XC-Connectはテクノツリーデベロッパーサイトから無料でダウンロードできるので、気になった方はぜひそちらもチェックしてみてください。
※XC-Connectインストール後、XC-Connect用の「OPC-UA」プラグインを別途インストールする必要があります。「OPC-UA」プラグインもテクノツリーデベロッパーサイトからダウンロードできます。
ご不明点などございましたら、下記ボタンよりお問い合わせください。
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