XC-Gate(エクシーゲート)を紹介するページやカタログで「タグ(命令文)」という表現がよく出てきます。
そもそも、XC-Gateの「タグ」というのはどういったものなのか?何ができるのか?という、皆様の疑問にお答えいたします!
目次
XC-Gateのタグとは
電子帳票上でどのような入力機能・参照機能にするのかを設定する「日本語の命令文」をタグと呼んでいます。
XC-Gateは、Excelでカンタンに入力しやすいWEB帳票を作成することができますが、そのWEB帳票へ文字入力やボタン選択、写真撮影など様々な入力機能を設定するには、Excel内にXC-Gateの「タグ」を記述する必要があります。
それでは、XC-Gateのタグについてご説明いたします。
左側の吹き出しの、 *入力 *選択 *移動 がXC-Gateのタグです。すべて頭に*(アスタリスク)がついています。
XC-Gateのタグは頭に*(アスタリスク)がつくのが特徴です。
こういったタグを記述したExcelファイルをXC-Gateにアップロードすると、XC-Gateが設定されたタグに応じて、文字入力やボタン選択、ページ移動機能を生成し、タブレットで入力しやすい電子帳票(WEB画面)に変換される仕組みとなっています。
もう少しタグについて細かくご説明いたします。
XC-Gateのタグの構成について
XC-Gateのタグは、以下3つの項目で構成されています。
①タグの種類
②タグの名前
③タグの追加機能(プロパティ)
タグの種類
XC-Gateでは、お客様の運用に沿った帳票を作ることができるよう、様々な種類のタグをご用意しております。XC-Gateのタグの種類の一部をご紹介します。
タグの種類(標準) | ||||
文字・数値入力 | プルダウン | ページ移動 | ボタン入力 | 写真貼り付け |
*入力、*数値 | *一覧 | *移動、*リンク | *確認、*選択 | *写真 |
タグの種類(オプション) | ||
音声入力 | PLCからのデータ取得 | 他システムDBからデータ取得 |
*音声認識、*音声読み上げ | *PLC、*PLCGET | *SQL、*SQLFIELD |
タグは、機能に沿った日本語で設定されています。(オプション除く)
日本語のタグをセルの中に入力するだけなので、Excelを利用したことがある方なら簡単にタグを記述することができます。
すなわち、Excelを利用したことがある方ならXC-Gateで電子帳票を作成することができる、ということになります。
タグの名前
タグの名前は、電子帳票のデータをXC-Gateのデータベースに保存するときの、項目名(カラム名)です。
データベースの項目名(カラム名)を、Excelで設定することができるようになっています。
任意の項目名を設定することで、データの検索や抽出が容易にでき、後からデータ活用がしやすくなります。
上図のように、入力されたデータを表形式で見ることができます。
タグの追加機能(プロパティ)
こちらは、①のタグの種類によって設定できる機能が異なります。
たとえば、
*数値タグは、なにも追加機能(プロパティ)を記述しないと端末のキーボードで数値を入力する機能になりますが、
追加でソフト入力 と記述すると、画面上にテンキーが表示されて、テンキーでの入力ができるようになります。
*数値 名前:温度計 ソフト入力 |
数値タグイメージ(テンキー入力)
他にも、
*日付タグ(日付をカレンダーから選んで入力できる機能)に、今と記述すると、
XC-Gateで帳票を開いた時、自動的に今日の日付を入力してくれる機能があります。
日付タグイメージ(日付自動表示)
追加機能(プロパティ)も日本語で設定できるのでわかりやすい!とお客様に好評です。
タグについては、他にもいろいろとできることがあるのですが、
本記事はこのあたりでとどめておきます。
また別の記事で、XC-Gateタグで設定できる便利な機能をご紹介させていただきます。
入力補助ツール:XC-Editor(エクシーエディター)
日本語とはいえ、たくさんあるタグを覚えるのは大変そう…とお思いの方、ご安心ください。
Excelにインストールする、タグの記述をサポートするExcelのアドインツールも無償提供しておりますので、タグを覚える必要はございません。
インストールすると、Excelのタブに「XC-Editor」と追加されます。
(弊社社員もよくアドインツールを使って帳票作成しています)
日本語のタグでカンタンに電子帳票を作成できるXC-Gateについて、ご質問がございましたらお気軽にお問い合わせください。
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