現場帳票電子化システム「XC-Gate.V3(エクシーゲートブイスリー)」の便利機能の1つで、オフラインモードでマスタデータを参照することができる機能「CSVタグ」をご紹介します。
目次
オフラインモードとは
ネットワーク環境がつながりにくい・そもそも無線での接続ができない場所でも、XC-Gateの電子帳票への入力・保存が可能となる機能です。入力を行う端末の中に、電子帳票のフォーマット・データを一時的に保存します。
ただし、オフライン機能を利用する前に事前にオンライン環境での準備が必要になります。
オフライン機能についての詳細はこちらの記事を参照ください。
ネットワーク環境がなくても入力できる!オフライン機能のご紹介
マスタデータとは
製造指示情報、原材料や部品情報、従業員情報など、電子帳票で参照して入力したいリスト情報のことをマスタデータと呼びます。マスタデータを利用する場合は、XC-Gate<管理者用画面>の「マスタ」タブからCSVファイルを登録して、電子帳票でマスタデータを参照することができます。
こちらで登録したマスタデータはXC-Gateサーバに保存されます。サーバーに接続できる状態(オンライン)で電子帳票でマスタデータを参照できますが、ネットワーク環境のない場所で利用するオフラインモードでは、マスタデータを参照できませんでした。
そのため、ネットワークのない場所・電波の繋がりにくい場所で「オフラインモード使用時でもマスタデータを参照できるようにして欲しい」と多くのお客様からご要望が寄せられていました。
お客様のご要望にお応えするため、このたび新たに「CSVタグ」という機能を実装いたしました。
本記事で「CSVタグ」について詳しくご紹介いたします。
CSVタグとは
新機能「CSVタグ」の概要をご紹介します。
従来のマスタデータとは、CSVファイルの登録方法から異なります。XC-Gate<管理者用画面>の「フォルダ」タブから、マスタとして使用したいCSVファイルを登録します。
登録したCSVファイルを、電子帳票上で参照するために「CSVタグ」を電子帳票の元ファイルであるExcelに記述します。CSVタグは*CSVタグと*CSV表示タグの2種類で構成されています。
*CSVタグ
登録しているCSVデータを参照します。参照したい帳票からCSVファイルがどこに登録されているかを示すパス情報(相対パス)、CSVデータの文字コードや区切り文字、引用符の有無などを指定します。
*CSV表示タグ
上のCSVタグで参照したCSVデータから、フィールド名、行番号を指定して値を取得します。
設定方法
XC-Gate.V3と同時リリースの、帳票作成サポートアドインツール「XC-Editor(エクシーエディター)」にもCSVタグを設定する機能が実装されておりますので、画面上の項目を選んでいくだけで設定が可能です!
CSVファイルを登録し、CSVタグを記述したExcel帳票も登録した後は、オフライン環境で利用するため電子帳票と一緒にCSVファイルを利用者画面からダウンロードします。
これで、オフライン環境でのマスタ参照ができるようになりました。
CSVタグで参照するマスタデータの更新がある場合は、XC-Gate<管理者用画面>の「フォルダ」タブから、マスタとして使用したいCSVファイルを同じIDで登録します。
その後、XC-Gate<利用者画面>から新しいCSVデータをダウンロードすることで、常に最新のマスタデータをオフラインで利用することができるようになります。
XC-Gate.V3は1ヶ月間の無料トライアルをご用意しております。
オフライン環境での利用を想定されているお客様は、ぜひオフラインマスタ機能である「CSV」タグをご活用ください。
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