XC-Gate.ENT(エクシーゲート エント)の音声入力オプションについて紹介いたいます。
目次
XC-Gate.ENTの音声入力オプションとは
タブレット上の電子帳票に対し、マイクを用いて日付、数値、文字など音声で入力することができるオプション機能です。
※音声入力オプションはオンプレミス版にのみ対応しております。
入力するだけでなく、帳票の内容読み上げや入力内容の復唱機能など、多彩な機能を搭載しております。
音声入力利用前の利用者側の準備
XC-Gate.ENTに音声入力オプションを追加し、
タブレット端末にXC-Gate専用ブラウザ(ネイティブアプリ)をダウンロードしてご利用いただきます。
XC-Gate.ENTは通常WEBブラウザで入力・操作するシステムですが、音声入力機能を利用する場合はネイティブアプリ※を利用する必要がございます。
※エンジンはアドバンスト・メディア社のAmiVoice®を使用しています。
※2019年8月現在、iOS10,11,12およびWindows10に対応しております。
Windows端末はXC-Gate.ENT Ver1.4.15以降で利用可能です。
音声入力利用前の管理者の準備
XC-Gate.ENTの特長はそのままに、音声入力機能や読上げ内容の設定はExcelだけ!簡単な日本語の命令文(タグ)で設定できます。
製品番号や従業員情報など、よく利用する単語は音声辞書としてブラウザから直接入力もしくはCSVデータをインポートすることで簡単に登録することができます。
入力イメージ
帳票上に、何を読み上げさせるのかを指定しておくとこのように対話形式で帳票への入力ができるようになります。
※フリーワードは入力できませんのでご留意ください。
音声入力帳票の作成方法
従来のXC-Gateの帳票作成と同様、Excelだけで音声入力の指定ができます。
XC-Gateの音声入力オプションは、
命令文内の「音声順序」というプロパティ(命令文の追加設定機能)で指定した番号順に入力することもできますし、「温度」「外観」というように、帳票の項目を読み上げることでその項目にカーソルを移動させて、順不同で入力することもできます。
導入メリット
ハンズフリー
作業中は手が汚れていてタブレットなどの精密機器に触ることができない場合などでも、音声入力であれば触らずに電子帳票へデータを入力することができます。また、マイクとタブレットBluetooth接続することで、タブレットから離れた場所から入力することも可能です。
高所や危険な場所でタブレットを持ちながら作業をすることが困難な場所でも、作業をしながら値を入力することができるため効率化につながります。
アイズフリー
帳票内容読み上げ機能(音声ガイダンス)があるため、作業者は画面を見ること無く入力ができます。
加えて、入力内容の復唱機能もあるため、点検漏れや記入ミスを防止します。音声読み上げ機能を使って、次の作業指示をリアルタイムに通知することもできるので、作業の中断時間が短縮できます。移動中に次の指示を受けられることにより、次の作業へ素早く移行でき、高い生産性を実現できます。
入力ミスの低減
ノギスなどの計測機器ではかった値の入力や、製品情報と帳票の内容をを照合させるような業務を行う際、人の手入力だけだと、転記・手入力による誤記、値を打ち間違えるなどの問題も、実物をみてその値を音声で入力させることで、自分の発話内容を認識するようになり、、見間違い、思い違いを防ぎ入力ミスをゼロにすることができます。Excelの関数と併用することで音声で入力した値と製品情報が一致しているかどうかの判断も帳票上で自動で行うことができます。
作業の効率化
作業中、手を止めずに入力することはもちろん、両手で作業を継続することができるようになるため、データ入力にかかっていた時間・手間を削減できます。また、作業を中断することがなくなり、作業者の集中力を妨げることがなくなるため、作業の効率が向上にもつなげられます。
注意事項
・端末と接続する入力用マイクについては、AmiVoice推奨のWT01のみ検証実施済みです。
・利用する端末ごとに別途音声エンジン(AmiVoice)のライセンス(有償)が必要になります。
音声エンジン(AmiVoice)のライセンスの価格はお問い合わせください。
・音声入力につきましては全ての環境をサポートするものではございません。
ご利用環境や特殊な用語、話し方の特徴等、運用状況により十分な音声認識ができない可能性があります。そのため、実際に使用する環境にて音声入力オプションのトライアルの実施をお願いいたします。トライアル実施の上、特殊な環境対応につきましては個別調整(有償)させていただいております。
入力用マイク端末
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