投稿日

2025.07.14

更新日

2025.07.14

パトライト社「AirGRID®」と「XC-Gate」連携で稼働状況の「いつ」×「なぜ」を可視化!

Facebookでシェアする
はてなブックマークでシェアする
コメント

0

稼働状況把握に関する課題

現場の生産性向上やロス削減を目指すうえで、まず最初に壁となるのが「今、どの設備がどんな状態にあるのか分からない」という根本的な課題です。実際、多くの製造現場では次のような状況が見受けられます。

  • 「設備の停止がよくあるが、原因が分からない」
  • 「現場に聞かないと、どれだけ稼働していたか分からない」
  • 「改善提案の根拠となるデータが集まらない」
  • 「設備改善や人員配置の検討が感覚頼りになってしまっている」

こうした課題を放置すれば、生産性・品質・エネルギー効率すべてに悪影響を及ぼします。そこで役立つのが、「AirGRID®」と「XC‑Gate」および「XC-Connect」による「稼働状況の見える化」です。

稼働状況可視化の必要性

設備停止時刻や停止要因をリアルタイムに把握できない状態にあることが生産性向上や品質改善のボトルネックとなっている製造現場は少なくありません。担当者に訊ねても「設備が止まっていたことに後から気づいた」とか「まったく停止要因が分からない」といった課題に直面し改善の手立てをうつことすらできないでいることは少なからず経験のある方もいらっしゃるのではないかと思います。 こうした課題を解決するカギになるのが「稼働状況の可視化」です。
本記事では、設備の信号灯から稼働データを収集することができる、パトライト社の「AirGRID®」と、現場情報を一元管理する「XC-Gate」を連携させることで、誰でも簡単に「いつ・なぜ設備が止まったか」を把握できる仕組みを、実際の導入事例とともにご紹介します。

AirGRID®とは

「AirGRID®」は、パトライト製信号灯に取り付けるだけで、稼働・停止といった機器情報が無線で転送されるワイヤレスデータ収集システムです。工場の設備に設置された信号灯の状態を無線で収集・分析し、稼働状況の「見える化」を可能にします。

「AirGRID®」製品ページ:https://www.patlite.co.jp/wd_series(パトライト様のページに遷移します)

XC-Gate.V3とは

「報告書」「点検表」「チェックシート」「日報」など、様々な紙帳票をカンタンに電子化=ペーパーレス化することができる現場帳票電子化ソリューションです。入力しやすい電子帳票は、使い慣れたExcelだけで作成することができ、パソコン・タブレット・スマホ、ハンディターミナルなどマルチ端末から入力したデータを蓄積して活用することができます。

XC-Gate製品サイトはこちらhttps://product.technotree.com/xc-gate

「AirGRID®」と「XC-Gate」との連携メリット

稼働状況の可視化ツールと現場帳票電子化システムを連携することで、現場の「実績」と「記録」がひとつながりになります。設備の稼働状態(いつ止まったか)と、停止理由や対応内容(なぜ止まったか)を収集でき、作業日報や改善報告書にも即座に反映させることが可能となります。「XC-Gate」で収集したデータを用いて、現場の分析・改善活動の精度とスピードが大幅に向上します。

停止要因を即座に入力可能

設備停止時刻は「AirGRID®」から取得した情報により自動で入力されます。作業者の方は停止の原因や写真撮影など、必要な内容のみを入力すれば良いので、作業負担軽減につながります。また、口頭報告や曖昧な記憶に頼らず、リアルタイムで「なぜ止まったか」を入力・記録でき、作後追い確認の手間が減ります。

停止の傾向を可視化・分析できる

どの設備が、どの時間帯に、どんな理由で停止しているかを時系列で把握でき、改善策の立案や優先順位付けが容易になります。感覚や経験に頼らず、データに基づいた改善活動(トラブルの再発防止、工程設計の見直しなど)が可能になります。

稼働監視×現場帳票電子化の導入事例

「AirGRID®」と「XC-Gate」のデータを活用されている製造業のお客様事例をご紹介いたします。

日本航空電子工業様

日本航空電子工業様は、現場帳票電子化ソリューション「XC-Gate」を導入し、設備の点検記録の電子化によって、使用する紙および工数の大幅削減に成功しています。また、「XC-Gate」をきっかけに「AirGRID®」を知り、成形材料乾燥機に設置・XC-Gateと連携することで、設備稼働状態の可視化と停止したときはその要因の速やかな入力を行えるように運用されています。

「XC-Gate」メインの事例、「AirGRID®」メインの事例それぞれWEBページがございます。設備稼働状態の自動収集と証跡化についてご興味のある方はぜひお客様事例をご覧ください。

日本航空電子工業株式会社様 XC-Gate導入事例

AirGRIDに関する事例の詳細は、ぜひパトライト様のサイトでご覧ください。品質管理の観点から乾燥設備の稼働を監視し、客観的なデータとしてエビデンスを残すために、「AirGRID®」を導入されました。
日本航空電子工業様の詳しい導入ストーリーや成果は、パトライト社公式サイト内で紹介されています。
日本航空電子工業株式会社(JAE)様 導入事例(パトライト様のサイトへ遷移します)

「AirGRID®」との連携設定方法

「AirGRID®」の稼働データを取得するには、「XC-Gate.V3」専用の連携ソフト「XC-Connect」で、データ取得の設定を行います。「XC-Connect」はテクノツリーデベロッパーサイトにてインストーラーをダウンロードできます。
※ダウンロードするにはデベロッパーサイトへのアカウント登録が必要です。

AirGRIDとの連携設定は以下の通りです。
メーカー:パトライト
機種:WDR-L
プロトコル:WDL-Lシリーズ(MODBUS)

を設定してください。

XCーConnect WEBセミナーのご案内

「XC-Connect」は、「AirGRID®」の他にもPLCや設備からのデータ取得や、別システムで管理している部品・原材料などのマスタ参照、データベースとの連携、さらにはデータ加工による集計業務の効率化まで、幅広いシーンでご利用いただけます。

「XC-Gate.V3」と各種設備データ・システムとを連携可能にする「XC-Connect」について、30分のオンデマンドWEBセミナーでご紹介しております。現場のDX推進やシステム間連携にご興味のある方は、ぜひご視聴ください。

まとめ

パトライト社の「AirGRID®」と「XC‑Connect」の連携により、現場の稼働監視と見える化を実現します。これは電子化による単なるデータ収集から業務改善のアプローチへの転換を促します。
日本航空電子工業様での導入事例が示すように、稼働監視と稼働状況の見える化によるDX推進は、生産現場における品質向上・省エネ・業務改善に大きく貢献します。ご興味ある方はぜひ導入をご検討ください!

Facebookでシェアする
はてなブックマークでシェアする
コメント

0

コメントを残す

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です
コメントは弊社で確認し、承認後、お名前とコメントが掲載されます。
不適切と判断した場合は掲載されないことがございます。

ページトップへ戻る