投稿日
2024.11.18
更新日
2024.11.18
様々な場面での温度記録をデジタル化!Bluetooth温度計×XC-Gate連携のご紹介
温度計というと、皆さんはどんなものが思い浮かびますか?自宅にあるような体温、室温を測るようなものはもちろん、この記事を見ている皆さんの中には普段のお仕事の中で何かの温度を測定し、記録として残されている方もいるのではないでしょうか。
今回はそのような方に向けて、現場帳票電子化システム「XC-Gate(エクシーゲート)」とBluetooth通信が可能な温度計「HR-2100E」の連携による温度記録電子化をご紹介します!
撮影協力:安立計器株式会社
目次
XC-Gate(エクシーゲート)とは?
XC-Gateは、現場で使われている様々な紙の帳票を電子化し、タブレット、パソコン、ハンディターミナルなどの端末からWebで閲覧・入力ができるようになる帳票電子化ソリューションです。使い慣れたExcel上でお客様ご自身が画面設計できるほか、入力データの検索や集計といったデータの利活用もでき、現場でのDXに関する課題解決をサポートします。
XC-Gate 製品サイト:https://product.technotree.com/xc-gate/
Bluetooth温度計「HR-2100E」とXC-Gateの連携
安立計器株式会社にて発売中のBluetooth対応温度計「HR-2100E」をタブレットやPCなどの入力端末にペアリングすることで、測定した温度をXC-Gateの帳票に自動入力することができます。
ペアリング方法はシンプルです。タブレット(iPadやWindowsなど)のBluetooth設定画面を開いてBluetoothをオンにします。その状態で他の機器とペアリングされていないHR-2100Eの電源をオンにすると、タブレット側の設定画面に製品名が表示されます。製品名を選択すると初回のペアリングが完了し、次回以降はHR-2100Eの電源をONにするだけで自動的にペアリングされるようになります。
XC-Gate上で入力項目にカーソルを合わせた後は、「DATA」ボタンを押して値をXC-Gateに入力します。断続的に温度データのログをとるような使い方にはあまり向いていませんが、点検や検査においてスポットで温度を記録したい場合には、手作業で記入する手間を削減することができ便利です。
食品・飲食業界から金型の保全業務まで!活用シーンのご紹介
HR-2100Eにはいろんなタイプの温度センサーを取り付けられるので、差し込んで食品の内部温度を測るタイプや、金属の表面温度を測るタイプなど、場面に応じた測定・記録が可能です。
食品製造工程での活用例
食品工場や飲食店のキッチンでは、あらゆる場面で材料や製品の温度管理が必要となります。材料の受入や保管時に適正温度が保たれていないとウイルスや細菌が繁殖しやすくなるほか、加熱調理を行う際にも指定範囲の温度で十分な時間加熱することが求められます。
加熱調理がある工程では、HR-2100Eに中心温度計を取り付けることで、液体や半固形物などの中心温度を測定し、ワンボタンで値をタブレット上の調理記録に転記することができます。XC-Gateの帳票上で加熱開始・終了の時刻をそれぞれ記録することで、温度と合わせて加熱時間も自動計算し、証跡を残すことができます。
金型・設備保全での活用例
食品業界以外では、金型も温度管理が重要です。金型の温度異常が続くと、成形した製品の品質が悪化する恐れがあるほか、金型自体にも高い付加がかかり、最悪損傷につながるケースもあります。また、工場の生産設備なども同様に、異常な温度で稼働し続けると故障のリスクとなります。
HR-2100EとXC-Gateを連携することで、金型や設備の点検においても温度記録を正確かつ効率的に行えます。
HR-2100Eでは表面温度のセンサーでも多数の種類があり、検査する金型や設備の種類に応じたセンサーで温度を測り、XC-Gateに入力できます。一方XC-Gateでは入力値が基準から外れると色を変えてアラート表示できるので、異常な値が記録された場合でも、担当者がすぐに気付いてリスクの見落としを回避しやすくなるメリットがあります。
その他にもXC-Gateでは点検記録の集計や検索など、ただ記録を行うだけではなく、データの利活用まで行うことができます。別記事にて点検表電子化のメリットもご紹介していますので、合わせてご覧ください。
定期点検表・日常点検表を電子化するメリット
お問合せ
温度計についてのお問合せ
安立計器株式会社
https://www.anritsu-meter.co.jp/
XC-Gateに関するお問合せ
株式会社テクノツリー
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