投稿日

2024.12.02

スーパーカクテルの作業指示参照・製造実績入力をタブレットで!

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作業指示書とは

製造業における作業指示書とは、生産活動を行うにあたり、「何を」「誰が」「いくつ」「どこで」など、生産に関連する指示がまとめて記載されている書類です。指示書に記載される指示内容は、Excelなどで作られていたり、基幹システムで受発注情報やスケジュールなど、複数の要素を組み合わせて指示情報を作成されたりしています。

基幹システムを導入している場合、そのシステム内で生産指示を作成し、指示情報が記載された「作業指示書」を用いて生産活動を行われていることが多くあります。そういった場合、基幹システムから印字用のファイルが出力されるため、紙の作業指示書を現場に配布するといった運用を行われている現場も多く存在します。紙の作業指示書は、発行や現場への配布の手間がかかるほか、実際の生産数・不良数などの製造実績をパソコンへ入力しなおさなければならず、実績の反映までに長い時間がかかってしまいます。

現場帳票電子化ソリューション「XC-Gate.V3(エクシーゲートブイスリー)」の連携用ソフト「XC-Connect(エクシーコネクト)」を使うと、作業指示情報を取り込み電子化された作業指示書で参照、実績を入力して基幹システムへデータを渡すまでの流れをシームレスに連携することが可能です。

基幹システムで作成した指示情報をすぐに現場へ展開することができるようになり、紙の指示書を現場まで移動して配布する手間の削減や、作業指示の取り間違いなど現場でのミスを防止できるようになります。また、現場で入力した製造実績が自動的に基幹システムに反映されるため、従来紙の記録からパソコンへ手入力していた製造実績の入力時間を短縮して、よりタイムリーに製造実績を管理することができるようになります。

本記事では、株式会社内田洋行の基幹システム「スーパーカクテルCore」と「XC-Connect」・「XC-Gate.V3クラウドサービス」を連携して、作業指示書を電子化する方法をご紹介いたします。

スーパーカクテルCoreとは

食品業・化学品業などのプロセス型製造業のお客様へ多く導入されている製販一体型の統合パッケージです。販売・生産・原価の3つのモジュールを選んで導入いただけます。3つのモジュールを統合利用いただくことで、在庫データの一元管理や過去の売上データから販売・生産計画、調達計画、製造指示へと業務へつなげることができます。「スーパーカクテルCore」は、現場の判断力を高め、販売の機会損失や在庫ロスの防止に貢献いたします。

「スーパーカクテルCore」についてはこちら

作業指示書の電子化

作業指示書の検索画面の作成

XC-Gateでは、紙の作業指示書のイメージでそのまま電子化することももちろんできますが、作業者が迷わずに指示書を閲覧できるような仕組みを構築することもできます。

上の図のように指示書検索画面を作成することで、作業者は日付や製造No.を入力するだけで、自分が担当する作業指示書が絞り込まれるので、[移動]ボタンを押すだけで指示内容が反映された作業指示書を表示することができます。XC-Gateでは、Excelだけでこのような検索画面も作成することができます。

作業指示書電子化のメリット

このような作業指示書の検索画面を作成するメリットとして、タブレットから作業指示書の一覧を表示して納期や品名をまとめて確認したり、異なる作業指示書をスムーズに表示・入力したりすることも可能です。

作業指示書を電子化することで、PCおよびタブレットで完結するため指示書を紙で印刷して現場に配布する、という手間が一切不要となります。また、指示データの反映と製造実績データの共有もリアルタイムで行えるようになり、生産活動の効率化にも貢献します。

連携イメージ

生産計画や製造/販売情報を管理している「スーパーカクテルCore」と電子帳票システム「XC-Gate.V3クラウドサービス」は、「XC-Connect」を用いることでシームレスな連携が可能で、作業指示書の電子化を実現できます。

指示データ・製造実績データのやり取りはXC-Gate.V3用の無料連携ツール「XC-Connect」を通じて行います。「スーパーカクテルCore」の指示データは、JDBC汎用(SQL)でデータベースを参照して「XC-Gate.V3」に登録し、「XC-Gate.V3」の製造実績データは、XC-Connectで取得してCSVを取り込める形式に変換することで、連携を実現します。

XC-Connectの設定

今回の連携を実現するため、XC-Connectには以下の5つを設定しています。
XC-Connectでデータを取得するための機器設定には、XC-Gate.V3とのデータ連携設定に加えてスーパーカクテルの指示情報を取得するためにデータベース(JDBC汎用)を使用しています。
XC-Connectからデータを渡すための転送設定では、スーパーカクテルの指示情報をXC-Gate.V3の帳票上に参照するため商品情報、材料情報の実績作成の設定をそれぞれ追加し、スーパーカクテルに製造実績を渡すための汎用転送(CSVファイル)を用います。それぞれの設定方法の詳細については、デベロッパーサイトのチュートリアルを参照ください。

XC-Connectのダウンロード

今回の連携では、データベースからの指示情報参照と連携対象のシステム側でそのまま取り込める形式にCSVを加工するための設定を「XC-Connect」で行いました。

「スーパーカクテル Core」との連携は、Ver1.3.0から連携が可能です。XC-Connect Ver 1.3.0はデベロッパーサイトからダウンロードしてください。(アカウント登録が必要です)

テクノツリー デベロッパーサイトはこちら

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この記事を書いた人

おおやま

おおやま

記事作成担当者

2016年入社。当メディアサイト「XC-Times」の創設から携わっている初期メンバー。わかりやすい記事の執筆を心掛けています。

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