投稿日

2025.10.30

更新日

2025.10.30

計測ミス・手間を削減!電子秤×電子帳票で実現するスマート現場

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現場で使用される電子秤の計測値を、手書きや手入力で記録していませんか?計測値を手書きや手入力で記録している場合、わずかな記録ミスにより、製品品質や安全性に大きく影響するリスクがあります。手作業による記録は、人為的なミスの原因になるだけでなく、計測を行ってから記録を行う繰り返し作業となり、記録業務の負担も大きくなりがちです。このような課題の解決策として挙げられるのが、電子秤と電子帳票システムの連携による「計測データの自動取り込み」です。

BluetoothやUSBで電子帳票に接続し、電子秤の数値をリアルタイムに反映させることで、転記ミスを防ぎ、作業時間を短縮できます。さらに、記録の正確性向上やトレーサビリティの強化といった、多くの業務上のメリットも得られます。

本記事では、電子秤と電子帳票システムを連携するメリットや活用シーンについて解説するとともに、実際の連携デモが見られるショールーム展示についてもご紹介します。

電子帳票×電子秤連携のメリット

紙帳票・電子帳票のみで運用する場合

システム導入をしていない場合、紙帳票への記録がスタンダードな運用となっています。重量の値を見ながら、紙帳票へ転記を行います。必要に応じてデータ化するためその後PCに打ち直しを行ったり、スキャニングしてPDF化したりする作業が発生します。
紙帳票へ記録するさいには、どうしても見間違い・記録間違いといったヒューマンエラーが発生してしまいます。測定をするたびに手を止めることになるため、記録作業に時間がかかってしまうことも課題として挙げられます。また、データ化のためにPCへ打ち直すときにも人が介在することで誤入力、入力漏れなどが発生する可能性があり、正確なデータを保存するにあたっての支障が生じます。

電子帳票と電子秤とを連携させた場合

入力を行うタブレットと、計測機器とを連携させることで、測定値の入力の度にタブレットへ手入力を行う必要がなくなり、転記ミス、誤入力を防止することにつながります。電子帳票と電子秤との連携により、以下のような複数の効果を得ることができます。

メリット効果
ヒューマンエラーの防止計測値が自動反映されるため、手書きや入力作業による記録ミスがゼロになります。
作業効率の大幅向上計測結果が自動で反映されるため、転記や二重入寮の手間がなくなり、現場で計測・記録を行う担当者の負担を軽減します。
リアルタイムでの
データ活用
計測結果を保存後、すぐにXC-Gate内でデータを確認でき、計測結果を社内システムに連携することも可能です。正確なデータを用いた分析や品質改善を実行できます。
監査・トレーサビリティ対応を強化「誰が・いつ・ 何を計測したか」が電子帳票に保存されるため、食品業界のHACCPや化学・薬品業界の監査の際に、履歴を瞬時に確認でき、業務の効率化やトレーサビリティ対応の強化に役立ちます。

Bluetooth通信に対応している機器であれば、「XC-Gate」と「DKA-102」はタブレット、PC、スマートフォンいずれの端末でも対応可能です。「DKA-102」は、すでにお使いの計測機器を活かせる導入のしやすさも大きなポイントです。ご利用中の電子秤にアダプタを取り付けるだけで、手軽にIoT化を実現できます。

※接続可能な機種はディジ・テック様サイトにてご確認ください

実際のデモ展示内容

ショールームの展示では、作業現場で使われる電子秤の重量データを、Bluetooth計測器アダプタ「DKA-102」を介してタブレットに送信しています。そのデータは「XC-Gate」の電子帳票にリアルタイムで反映され、計測値の記録作業が不要になる流れが再現されています。デモ動画をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。

製造業での活用例

製造業では慢性的な人手不足が大きな課題です。そのため、限られた人員で生産性を維持・向上させることが求められます。こうした中、計測機器(電子秤)から電子帳票システムへの自動入力は、作業者の負担を軽減し、入力作業の手間も削減することで生産性の向上に貢献します。ここでは、電子秤連携の活用例をいくつかご紹介いたします。

部品・原料の計量管理
部品や原料を正しい重量で投入できているかを確認し、
その数値を自動的に帳票へ自動記録。誤差がある場合はその場でアラートを出すことも可能で、作業品質の安定につながります。

配合・調合作業の計量
化学品や食品の製造工程では、配合比率を正確に守ることが重要です。
電子秤と連携することで、計量データがそのまま記録され、配合ミスや転記漏れを防止。
調合履歴もデータとして残せるため、監査対応や再現性確保に役立ちます。

出荷前の製品質量確認
完成品や梱包後の重量を測定し、その結果を自動で出荷検査表に記録。
検査の効率化と同時に、過不足や不良の早期発見にもつながります。

作業実績記録(トレーサビリティ)
「誰が・いつ・どの製品を・どの重量で作業したか」を電子帳票に自動保存。
食品業界で求められるHACCPや、化学・薬品業界の監査にも対応しやすくなります。

このように、電子秤「XC-Gate」を連携させることで、品質の安定・作業効率化・監査対応の強化といったメリットを製造現場全体で享受することができます。

電子秤と電子帳票をつなぐキーデバイス「DKA-102」

電子秤の計測データをリアルタイムで電子帳票に取り込むには、秤とシステムをスムーズにつなぐ通信アダプタの利用が便利です。ここで活躍するのが、ディジ・テック株式会社のBluetooth計測器用アダプタ「DKA-102」です。

この「DKA-102」は、RS-232Cなどの有線出力しか持たない電子秤や計測器からのデータを、Bluetooth通信でタブレットやPCなどのシステム側に無線転送する機器です。XC-Gateが動作するタブレットや端末と接続することで、計測器の値を帳票に無線で反映する自動入力の橋渡し役を担います。

「DKA-102」の主な特長

  • 電子秤・ノギス・マイクロメータなど様々な計測機器と接続可能
  • Bluetoothでの通信のため追加の開発は不要
  • XC-Gateとも簡単に連携することができ、電子帳票への自動入力を実現

上記の通り、Bluetoothで接続するだけで連携が可能となっており、計測機器とシステムを何も意識していないかのように「値を入力」することができます。XC-Gateを利用する場合(タブレット等)とペアリングすることで、計測機器からの値は入力モードに切り替わります。

Bluetooth計測器用アダプタは電子秤以外にも、デジタルノギスやマイクロメータなど様々な計測機器と接続可能です。用いている計測機器に応じた設定を行うことで、計測機器の値を帳票に反映することができます。これにより、計測値の入力作業を効率化し、ヒューマンエラーを防止することが可能です。

Bluetooth計測器用アダプタ「DKA-102」を実際に活用されているお客様事例がございますので、ぜひ参考にご覧ください。

XC-Gate(エクシーゲート)とは

「XC-Gate」とは、紙で記録している検査表や日報、点検表、チェックシートなど様々な帳票を電子化することができる現場帳票電子化ソリューションです。「XC-Gate」を活用して様々な帳票を電子化することで、費用対効果増加にもつながります。皆様の現場で紙の記録が行われている業務があれば、ぜひ「XC-Gate」をご検討ください。

日伝様ショールーム「&N LABO OSAKA EAST1 SITE」で電子秤連携を実際に体験!

XC-Gateの販売パートナーである株式会社日伝様のショールーム「&N LABO OSAKA EAST1 SITE」(大阪府東大阪市)には、当社の現場帳票電子化ソリューション「XC-Gate(エクシーゲート)」が展示されています。

今回、XC-Gateはディジ・テック社製Bluetooth計測器用アダプタ「DKA-102」と電子秤と連携し、デジタルノギスやマイクロメータなどの計測機器とも接続可能な仕組みを紹介しています。電子秤連携の他、RPAツールを使ってXC-Gateの入力データを活用する、RPA連携のデモ展示も行っておりますので、そちらの記事をVol.2として別途公開いたします。

日伝様のショールームでは、その他にも製造業の現場で役立つ様々な製品やソリューションを体験できる貴重な機会を提供しています。XC-Gateを活用した電子秤連携のデモは、現場の業務効率化やヒューマンエラー防止に役立つ仕組みを実際に確認できる内容となっています。

ショールーム見学をご希望のお客様は、株式会社テクノツリーまでお問い合わせください!

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