現場帳票電子化システム「XC-Gate.V3(エクシーゲートブイスリー)」は、これまでのXC-Gateと比べて、よりカンタンに外部データとの連携が可能となりました。
今回はそのXC-Gate.V3での連携において要となる新ツール、「XC-Connect(エクシーコネクト)」に焦点をあててご紹介いたします!
XC-Gate.V3のリリース記事はこちら!
目次
システム連携における課題
異なるシステム間でのデータ連携は、設定や接続までの段取りが複雑になりがちです。
そもそも連携ができるのか、どのような設定が必要かを事前に確認することはもちろん、場合によってはベンダーやSIerの技術者ともやり取りをしながら仕様を固めていき、ようやく接続テストや開発に入るということもあります。
PLCなどの設備機器とシステムとの連携も同様に実際に連携を行うにあたっても、同様に様々な確認や設定が必要となります。
XC-Gate.V3とPLCや外部データベースを連携するにあたり、このような課題を解決してカンタンに、わかりやすく連携設定をすることができるのがXC-Connectです。
XC-Connectとは
XC-Connectは、PCまたはサーバーにインストールいただくことで、PLCや基幹システム-XC-Gate.V3間の連携を行うコアとなる、XC-Gate.V3用の無料連携ツールです。XC-Connectひとつで、XC-Gate.V3への外部データの取り込みだけでなく、XC-Gate.V3に保存された実績エクスポートもノーコードで行うことができます。
連携設定
連携までは3ステップ!
XC-Connectでは、従来は接続先ごとにバラバラだった連携に関する設定を、接続先に関係なく
どこからデータを取るのか→どこにデータを出力するのか
という共通の設定方法に統一しました。
①機器設定~どこからデータを取るか
②転送設定~どこにデータを出力するか
③XCタグ設定~帳票にどのデータを表示するか
XC-Connectの設定画面で接続先を選択すると、選んだ接続先に応じた設定画面が自動表示されるため、どんな情報が必要なのかも画面上で手軽に確認できます。PLCからXC-Gate.V3へデータを取り込む場合や、XC-Gate.V3から外部のデータベースに出力する場合も、どこからデータを取るか→どこにデータを出力するかを決めるという設定方法は常に共通なので、より分かりやすくカンタンにデータ連携の設定が行えます。
また、接続先を決める際に合わせて接続テストを行うことができるので、後からうまく接続先とつながらない、といったトラブルが起こる心配もありません。
帳票上にPLCや外部データベースのデータを表示させたい場合は、XCタグ設定を使って、任意の情報を帳票上に表示するXC-Gate.V3専用の命令文「タグ」を自動生成できます。
設定画面イメージ
実際の設定画面から、PLCの機器設定をピックアップ!
機種を指定した後、アドレスやポート番号などの情報を画面に沿って入力するだけで、カンタンに設定できます。PLC以外と接続する場合もそれぞれの接続先に合った入力項目が表示されるので、こちらも画面に沿って設定を完了できます。
連携のイメージ
PLCとの連携
PLCからは設備の稼働/停止時刻や、生産実績などを、XC-Connectを経由してXC-Gate.V3の帳票へ表示させることができます。
PLCから稼働ステータスを取得し、XC-Gate.V3でガントチャートにして現在の設備稼働状況を一目でわかるようにしたり、エラーが発生したときに作業者が対応した内容をXC-Gate.V3に記録し、エラー情報と紐づけて保存するなど、現場の人と設備の動きをまとめてデータ化したうえで、作業の効率化や運用の改善につなげられます。
基幹システムとの連携
XC-Connectで基幹システム上の作業指示情報や部品マスタなどのデータを取り込み、作業者のXC-Gate.V3帳票に表示できるほか、XC-Gate.V3で保存済みの実績データを、XC-Connectを介して基幹システムや中間のデータベースに送信することも可能です。
例えば生産ラインでは、作業番号やロット番号などのキーになる項目を帳票に入力することで生産計画数を生産管理システムから取得し帳票へ反映させたり、メンテナンス作業時に帳票上で製品を選ぶと、選んだものに応じた部品のリストを表示させるといった使い方ができます。
XC-Connectご紹介ウェビナー
今回ご紹介したXC-Connectは、XC-Gate.V3のウェビナーにて設定画面のデモをご覧いただけます。
どんな風に設定するのか知りたい!という方はぜひ以下よりウェビナーへお申し込みください!
皆様のご参加を心よりお待ちしております!
各種データをコネクト!帳票クラウドサービス~XC-Gate.V3ご紹介ウェビナー
XC-Connectのお試しはこちらから!
※テクノツリーデベロッパーサイトへ移動します。
※XC-Connectのダウンロードには、デベロッパーサイトでのユーザー登録(無料)が必要です。
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