デジタルノギスやマイクロメーターといった測定器から測定データを転送できるミツトヨ社製「U-WAVE fit」と現場帳票電子化ソリューション「XC-Gate(エクシーゲート)」の連携をご紹介いたします。
目次
XC-Gateとは
XC-Gateは、現場で使われている様々な紙の帳票を電子化し、タブレット、パソコン、ハンディターミナルなどの端末からWebで閲覧・入力ができるようになる帳票電子化ソリューションです。使い慣れたExcel上でお客様ご自身が画面設計できるほか、入力データの検索や集計といったデータの利活用もでき、現場でのDXに関する課題解決をサポートします。検査業務に用いられる「検査表」「検査成績書」「計測記録表」といった帳票をお客様自身で電子化・システム化することができます。
「U-WAVE fit」とは

「U-WAVE」は、測定のデジタル化を実現するミツトヨ社の計測データワイヤレス通信システムです。デジマチック出力端子付き測定器で利用でき、接続ユニット/接続ケーブルと送信ユニットを取り付けることで測定データの送信が可能となります。測定のデジタル化により、作業効率の向上、データの一元管理が叶えられます。「U-WAVE」は有線・無線・Bluetoothと接続方法が複数ありますが、本記事ではBluetooth接続で受信機が不要な「U-WAVE fit」をご紹介しております。
「U-WAVE fit」と「XC-Gate」の連携メリット

「U-WAVE fit」は“品質の見える化”をテーマに、手書きからの脱却、測定データの一元管理を行えるツールとして展開されており、Excelや専用アプリで測定データを取り込むことができます。
ですが、測定データを入力するシステムとして現場帳票電子化システム「XC-Gate」をご利用いただくと、以下のメリットがございます。
検査表・測定記録表のシステム化

測定結果を記録する検査表を紙帳票で運用されている企業様はまだまだ多いのではないでしょうか。
「XC-Gate」なら、Excelだけで電子帳票を作成することができ、「作業者」「検査内容」などの項目はもちろん、「製品写真」など、測定データ以外の情報も合わせて保存することができます。
入力された情報はすべてデータベース化されるため、必要な過去情報をすぐに検索し、CSVやExcelファイルで出力することも可能です。
その場で正しい値判定

「XC-Gate」の電子帳票を開いている端末と、「U-WAVE fit」をBluetoothでペアリングしておくだけで、測定したデータを直接XC-Gateの帳票画面に入力することができます。
通常であれば、測定器の値を目視で確認し、入力する、という作業が必要になりますが、見間違い・入力ミスによるヒューマンエラーで正確なデータが収集できない、測定→入力と2段階の作業が発生するため時間がかかるといった課題がございます。
測定データの活用
製造番号や日付などから過去のデータをすぐに検索でき、一定期間の測定データを集計して見える化できるなど、幅広くデータを活用できます。

活用イメージ
接続済みの測定器を持ち替えて自動入力

写真のように、デジタルノギスやマイクロメーター、デプスゲージなど利用する測定器に「U-WAVE」を取り付けて、持ち替えて計測、ボタンを押下するだけでそれぞれの値を電子帳票へ入力することができます。通信を毎回切り替える必要はありません。
測定値を電子帳票へ連続入力

「XC-Gate」では、 入力箇所(カーソル)の移動方法がブラウザの仕様に準拠しているため、EnterではなくTabキーの入力が必要となっております。「U-WAVE fit」のボタンを押して測定した値+Tabキーを転送することで、「XC-Gate」の電子帳票の項目へ連続入力することができます。測定を続けると同時に記録も完結するため、検査業務の大幅効率アップに貢献します。
お問い合わせ
測定器・U-WAVEに関するお問い合わせ
Tabキー仕様の「U-WAVE fit」は特注品となっております。
Bluetooth版U-WAVE fit TAB移動仕様特注品について(PDF)
詳細は最寄りのミツトヨ様営業所もしくは下記までお問い合わせください。
ミツトヨカスタマーサポートセンター ミツトヨホームページ問い合わせ 0570-073214 Sales4@mitutoyo.co.jp
XC-Gateに関するお問い合わせ
株式会社テクノツリー

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